母に響く、児童書

ずっと実家に置いてあったのを、

帰省した時に持ち帰って、

少しずつ読んでいるこどもの本。

これは実は、こどもの本、

ではないのか?

 

 

松谷みよ子さんの

モモちゃんとアカネちゃんシリーズ、

全6巻。

とても有名ですよね。

読んでもらっていたのか、

自分で読んだのか覚えていないけれど、

タイトルとなんとなくの内容は知っている、

つもりでした。

 

ところが。

5才ごろから、読んで、と言われて

少しずつ読み聞かせていると、

こんな内容だったの!?というところが

たくさん。

働く母、夫とのすれ違い、

離婚、戦争の話、死の影…

読み聞かせしているつもりが、

私のほうが先が気になってしまう。 

 

40年以上前にこんな本が、

児童書として書かれていたなんて。

当時の私は、このお話を聞いて、

何を思っていたんだろう?

はっきり覚えていなかったのは、

理解を超える部分が、

あちこちにあったからかもしれない。

 

それでいて、改めて読んでみて

懐かしく思い出す、

好きだった場面もたくさん。

 

ちなみに当時の私は、

「ちいさいモモちゃん」の、

かみちゃまかみちゃまがお気に入り。

我が家の6才は、

モモちゃんとプー」の

クレヨン ドドーンがお気に入りです。

 

大人もこどもも、それぞれが、

それぞれの世界で楽しめる本。


自分では覚えていないけれど、

こんな本があったから、

私は本が好きになったのかもしれない、と思います。

子育ての日々の、息抜きに

子育てって、こんなに大変で辛いものだったの!?

というのが、特に下の子が生まれてからの数年の、正直な気持ちでした。 

 

二人とも寝つきが悪く、夜中も、おっぱい、オムツに始まり、

アトピーで体が痒くて、喘息で咳が出て、何度も起こされる。

お昼寝の時間も、それぞれがばらばら。

 

上の子が生まれてから、下の子が2才頃になる4年程は、

2時間以上続けて寝られたことがなかった気がします。

 

そんな日々の中で救われたのが、子育て漫画でした。

最初は、買ったばかりのスマホで読んでいて。

 

いつか大きくなる日まで

いつか大きくなる日まで

  • 作者:山本みつ湖
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2017/10/20
  • メディア: Kindle
 

 

 

家族ほど笑えるものはない

家族ほど笑えるものはない

 

 

この2冊は、とうとう買ってしまいました。

 

くすっと笑えたり、しんみりしたり。

しんどいことばかりに思えて辛かった日々の中で、

あぁ、こういうこと、我が家でもあるなと、

自分の日常の中に落ちている幸せに気付かされたりもしました。

 

二人のこどもたちも、それなりに身の回りのことができるようになり、

子育てが次の段階にきているな、と感じる今日この頃。

一番辛かった日々に寄り添ってくれた2冊を、今も時々開きます。

人体のしくみ

 図書館で借りて、4才も6才も夢中になったこの本。

コビトが案内する楽しい人体図鑑

コビトが案内する楽しい人体図鑑

 

体内のいろいろな臓器の働きを、

体内にいる小人たちのお仕事に例えて紹介した本です。

 

NHKの「ばびぶべボディ」をたまたま見て、

そのテーマがたまたま下垂体で、

かすいたい、かすいたい、と口ずさむ4才児。

じょせいホルモンってなに?と急に聞かれて口ごもる私。

 

テレビの力は偉大ですね。

こどもがぼんやりテレビ見てる様子を見ると、

なるべく見せたくないと思うけど。

色々なことに興味を持つきっかけとしてはいいのかも?

 

さてこの本ですが、文章は幼児向けではないので、

読んであげても意味は分からないはずなのに、読んで、と持ってくる。

人体とか、天体とか、科学に弱い親なので、こういう本を読むと、

私自身、勉強になることがたくさん。

 

性器のしくみもちゃんと載っていて、

こんな形で少しずつ正しい知識を積み重ねると、

性教育も難しくないのかもしれないな、と思います。

 

6才、時々読む本

自転車が大、大、大好きな6才に最近読む本。

 

さとるのじてんしゃ (創作幼年童話選 7)

さとるのじてんしゃ (創作幼年童話選 7)

 

 

これも実家から持ち帰った本。

そして、自転車が大好きだった私の兄が、好きだった本です。

 

年長さんの頃から少しずつ、絵より文字の多い本を、

読んで、と持ってくるようになりました。

 

友達はみんな自転車を持っているけど、

ケチで心配性のお母さんはなかなか買ってくれない。

いざ買ってもらうと、約束を守れなくて、乗るのを禁止されて…。

 

好きな自転車が出てくるから、だけではなくて、

ゲームを買ってもらえない自分と、重ねていたりもするのでしょう。

 

私はと言えば、小さい頃はさとるの気持ちで読んでいたけれど、

今読むと、心配するお母さんの気持ちがとってもよく分かる。

 

 

まだまだ視野の狭い1年生、第一子はどうしても慎重になる親。

一人で自転車でお出かけできるようになるのは、いつになるかな。

 

 

小児科で

待合室で

アレルギー持ちのこどもたち、

毎月行く小児科でお気に入りになった絵本。

 先日、近くの図書館に行ったとき、4才が持ってきました。

 

おたすけこびととハムスター

おたすけこびととハムスター

 

 

ハムスターの絵が本当に可愛らしい。

ひまわりの種(?)を目の前にぶらさげられている絵を指して、

こどもたちもうふふと笑っています。

 

最初に読んだのは、

同じシリーズの「おたすけこびとのクリスマス」。

はたらく車が好きで、そこから興味を持った模様です。

 

文字がとても少なくて、絵だけで十分楽しめるから、

本当に小さい頃から楽しめると思います。

 

小人たち

書いていてふと、思い出しました。

こどもの頃、実はこの世界には小人がいて、

人間には見えないところで働いたり、いたずらしてる、

なんて想像しませんでしたか?

 

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

 

 

このシリーズ、大好きだったなぁ。

小学校の図書室で借りた懐かしい本。

こどもたちがもう少し大きくなったら、お勧めしたい本の一つです。

 

 

 

 

 

4才が好きな本

これ読んで

4才の、最近のお気に入り。

毎日夜寝る前に、選ぶ絵本。

 

図書館で借りてから、2日に一度は読んでいる。

やぎゅうげんいちろうさんの、「かさぶたくん」

 

かさぶたくん (かがくのとも絵本)

かさぶたくん (かがくのとも絵本)

 

 

おしっこちびるう、のくだりで

6才も一緒にきゃあきゃあ喜ぶ。

 

同じ絵本を繰り返し読むと、

決まってこどもが反応するところってありますよね。

その場面を待っていて、わくわくしているのが伝わってきて可愛い。

 

毎日走り回って遊んでるから、ころんで擦りむいて、

いつもかさぶたあるもんね。

乾いてくるとかゆくなって、はがしたくなったこと、あったなぁ。

 

こどもに絵本を読んでいると、

自分が幼い頃に感じていたこと、思っていたことを思い出して、

いま目の前にいる、悪さばっかりするこどもの気持ちに少し近づける。

 

絵本を読む楽しさは、そんなところにもあるなぁと思います。

さぁ、今晩は何を持ってくるかな。

はじめまして

はじめまして、ももです。

小さい頃から、本が好き。家でも図書館でも、いろいろな本を読んできました。

小学校の図書室に素敵な司書の先生がいて、それまで知らなかった児童文学の世界への扉を開いて貰ったことも大きかったと思います。

 

大人になって、こどもができてからも、思い通りにならない日々の中で、好きな本に救われてきました。

気付いたら、二人のこどもたちも本が大好き。小さいなりに自分で好きな本を選んできて、その選択がまたおもしろい。

 

大人の本、こどもの本、その時々で読む本の記録を、ブログに残してみたいと思います。

何か面白い本、ないかなと探している、どこかのだれかのお役に立てれば。